然別湖に生息する魚たち

1万年のネイティブ。固有種ミヤベイワナ。

1万数千年前の火山活動によって陸封されたミヤベイワナは、厳しい自然環境の影響を受け、プランクトンを餌とする魚として独自の進化を遂げたと考えられています。プランクトンを効率良く補食するために、エサを濾すエラの部分のサイハと呼ばれる器官が細くなっていることを発見した宮部金吾氏の研究グループの名前を頂いて、大島正満氏が、「ミヤベイワナ」と命名。オショロコマの亜種として位置づけられました。

湖の宝石と称される美しいネイティブトラウト。

然別湖に棲息するミヤベイワナは大きく分けて(グリーン、ブラウン、ブルーバック)の固体色があります。 なかでもエメラルドグリーンに彩られた魚体には、ピンクやオレンジの斑点が散りばめられとても美しく「湖の宝石」と言われています。 ミヤベイワナのアベレージサイズは30cm前後。近年では、キャッチアンドリリースによる効果で40cmクラスも数多く釣れるようになりました。

陸封されたヤマメは、湖で大型のサクラマスに変貌する。

河川で羽化し成長したヤマメはスモルト化(銀毛)し、生息場所を河川から然別湖に変えてゆきます。湖では主にワカサギなどの小魚を捕食し大きく成長。解禁当初には、複数のサクラマスが俊敏な泳ぎで、ルアーに何度もバイトするシーンが見られます。この時期のサクラマスの活性は非常に高く、かけ上がり周辺や、少し沖合でも良く釣れます。然別湖に生息するサクラマスは、降海型のサクラマスと違い、湖によりランドロックされた陸封型のサクラマスのため、アベレージサイズは35cm前後と少し小型ですが魚影が非常に濃いのが特徴です。

湖のファイター「ニジマス」。圧倒的なパワーに魅了される。

数十年間、自然再生産を繰り返し、限りなくネイティブに近いレンボートラウトとして成長。中でも50cmを超える大物のファイトは、圧倒的なパワーでラインを引き出し、時には豪快なジャンプを何度も繰り返します。6月初旬から中旬に掛けては主にワカサギなどの小魚を捕食し、6月下旬からは水生昆虫の羽化にともない、羽化する水生昆虫や陸生昆虫を積極的に捕食します。

大胆に岸際をクルージング。秋のニジマスはサイトフィッシング。

秋のセカンドステージでは、一回り大きく成長しパワーアップしたニジマスが、岸近くでクルージングする光景を見ることができます。クリアな湖水とフラットな湖面によってセレクティブになった大型のニジマスはそう簡単には釣れません。ドライフライは#18前後、リーダー&ティペットは4X以下。高度なキャスティング技術も必要です。フライフィッシャーの心を痺れさせる、難易度の高いサイトフィッシングをお楽しみください。

1万年のネイティブ。湖の宝石と称される美しい魚体。

然別湖に棲息するミヤベイワナは大きく分けて3色(グリーン、ブラウン、ブルーバック)の固体色があります。 なかでもエメラルドグリーンに彩られた魚体にはピンクやオレンジの斑点が散りばめられとても美しく「湖の宝石」と言われています。 然別湖で釣れるミヤベイワナのアベレージサイズは30cm前後。 近年では、キャッチアンドリリースによる効果で40cm〜50cmも釣れるようになりました。 これまでの最大記録は64cm。

ミヤベイワナ[Miyabe Char]

1万年前の火山活動によって陸封されたミヤベイワナは、厳しい自然環境の影響を受けて、独自の進化を遂げた貴重な魚です。特徴は高い体高と長い鰭(ヒレ)。体色は生息する場所により、ブラウンバック、グリーンバック、ブルーバックと変化に富んでいます。

サクラマス[Masu Salmon]

ミヤベイワナの次に多く生息しているサクラマス。運動能力が非常に高く、ルアー、フライへの反応も良いので初心者の方には最適なターゲットになります。アベレージサイズは30cm前後と小ぶりですが、40〜50cmの個体も生息しています。

ニジマス[Rainbow Trout]

然別湖に生息するニジマスは昭和の時代に一時放流されていましたが、現在ではまったく放流はおこなっておらず、自然再生産により生息数を増やしています。35〜40cmクラスの個体が多く、50〜60cmクラスになると力強いファイトを楽しませてくれます。


その他の魚たち[other fish]

その他の魚種は、ワカサギ、ウグイ、フナ、トゲウオなど。


ミヤベイワナはすべてキャッチアンドリリース

1万年以上の時間をかけて進化を遂げた極めて貴重な魚をいつまでも残してゆくために、2005年よりキャッチアンドリリースを導入。使用する釣り針にも厳しい制限を設け、期間限定、人数制限により然別湖特別解禁を開催しています。また参加する釣り人の皆さまへ釣果データの提出をお願いしています。釣果データはミヤベイワナの個体数の変化を常に管理するための大切な資料として役立てられています。


北海道大学水産学部と連携した専門調査活動。

2013年より北海道大学水産学部と連携して、ミヤベイワナ、サクラマス、ニジマスの専門的な調査を行っています。調査結果については今後当サイトでも紹介する予定です。