釣果情報

2008年07月08日

風弱くニジマスは不調。ミヤベイワナは連日好調!

今日の然別湖は、風が弱くべた凪が続きかけ上がり周辺で釣れていたニジマスが影を潜めてしまったようです。岸釣りからのドライフライ、ウェット、ストリーマーともにヒットゾーンは岸から5〜6m以内と近く、湖の透明度も非常に高いので、できるだけ立ち込まないようにした方がいいでしょう。ミヤベイワナはタナを少し上げた様子。水深10m前後で良く釣れています。

〔うぐいす湾〕
桟橋から北東へ約700m進むと右手に広がる「うぐいす湾」はその名の通りウグイスの鳴き声が響きわたる美しい湾です。湾からの眺めは人工建造物がまったく見えない心癒される場所として人気も高い。湾入り口の虹色岬、反対側のシャクナゲ岬周辺は良型のニジマスが釣れるポイントとして有名。湾の一番奥の岸際では、水生昆虫のハッチも多くフライフィッシングに最適なポイントとなっています。現在は、時間帯にもよりますが#12ユミモンヒラタカゲロウや#10センブリのハッチも確認されています。

虹色岬沖

湖水の透明度がアップ

天気 : 曇り 風 微風 気温 17℃ 水温 17.5℃ (AM6:00)

2008年07月09日

湖の中央でミヤベイワナが好調!

湖の中央ポイントでミヤベイワナが水深10m前後で釣れています。キャスティングでもトローリングでも釣れますが、数釣りを楽しむのならトローリングが有利。14〜18gのルアーをタナまで沈めてゆっくりゆっくりボートを漕げばアタリが取れます。アタリがあっても合わせずにリールを巻きながらフックアップさせるとヒットします。釣れるミヤベイワナ(30〜40cm)は、グリーンバックが多く、型は小さいですが(25〜30cm)のブルーバックも少し釣れています。

(ニジマス情報)
今年は水生昆虫「センブリ」が例年より数多くハッチしていますが、ハッチに伴うライズは場所と時間によりまったく違います。最近は比較的に早朝(6時〜8時)頃にかけ上がりでライズしており、午後になるにしたがいライズは少なくなるようです。また太陽の日差しが湖周辺を照らすと陸生昆虫が活発になるので、テレストリアル(昆虫パターン)のフライ、ルアーが有効。かけ上がり周辺でなかなかニジマスが釣れない時には、少し沖目の水深(5〜8m)を探るようにしてください。場所によってはミヤベイワナも混じります。

うぐいす湾でロールキャストを繰り返す

今年はセンブリが大発生

天気 : 曇りのち時々晴れ 風 弱風 気温 18℃ 水温 18.0℃ (AM6:00)

2008年07月10日

久しぶりに良型サクラマスが釣れています!

めっきり姿を見せなかった良型のサクラマス(30〜41cm)が釣れています。釣れたポイントは1の湾、3の湾、湖中央のポイント。ヒットした水深は5〜6mです。ミヤベイワナ(20〜35cm)は1の湾、湖中央10〜15mで釣れています。水温の上昇により、魚たちは全体的にいつもより3〜5m深いところに潜っています。ワカサギもかけ上がりの水深3〜5mまで下がっています。それに伴いニジマスも深場をクルージングしているようです。かけ上がりから少し沖目を狙い、ニジマスを狙う場合は、カウントダウンを長めに取り水深3〜5mまでフライ、ルアーを沈めるといいでしょう。

(然別湖の自然)
然別湖を取り囲む森林は、厳しい冬の気象条件の中で育っています。森は主にエゾマツやトドマツ、ダケカンバなどの樹木が中心です。その自然の中には野生動物のナキウサギをはじめ、日本最大のキツツキであるクマゲラやシマフクロウ、オジロワシ、ミサゴ、エゾシカ、キタキツネ、エゾクロテン、エゾリス、モモンガなど多くの生き物たちが暮らしています。

良型サクラマス37cm 多田さん

然別湖のダケカンバ

天気 : 曇りのち晴れ 風 弱風 気温 17℃ 水温 20.0℃ (AM6:00)

2008年07月11日

桟橋前で大型のニジマスがクルージング。

午前6時と同時に思い思いのポイントへ釣り人を乗せたボートガ向かいます・・・ 毎日繰り返すこの光景ですが、桟橋付近はほとんど誰もいない隠れたニジマスポイントです。今日も桟橋から数メートル離れた場所で大型のニジマスが悠々とライズを繰り返していました。午前10時頃ルアーの2人組が桟橋に戻ってきてセミルアーを何度もキャスティングしていましたがニジマスは無反応・・・ そう簡単には釣らせてくれないようですが、じっくり粘ればきっと報われるような気がします。時々表層のワカサギを追いかけるシーンもあるのでフライならばストリーマーをリトリーブ、ルアーならばミノー(ワカサギ)をアクションを入れながらリーリングを繰り返すとヒットするようです。

(境界線中央付近はミヤベイワナのポイント)
3の湾のアイサ岬と音更湾のイワナ岬を結ぶ禁漁区域の境界線は、例年ミヤベイワナの絶好ポイントです。今日も魚群探知機で水深8〜13mに多くの群れを確認しています。群れを見つければ何度も繰り返しトローリングすると連続でアタリがあるようです。

湖中央でミヤベイワナが好調でした!

親子でルアーフィッシング

天気 : 曇り時々雨 風 弱風 気温 16℃ 水温 19.0℃ (AM6:00)

2008年07月12日

音更湾岸釣りエリアでニジマスが連続ヒット!

音更湾の奥中央付近でニジマス(40cm)がフライで釣れています。ヒットしたフライは8#ゾンカー(黒またはオリーブ)。岸から8〜12m離れた水深5〜6mでアタリがあるようです。岸近くではあまりヒットは無いので、ロングキャストできるスペイやスカジットが有効。同じく岸釣りエリアでミヤベイワナ(41cm)がルアーで釣れています。ヒットゾーンは岸から20〜30m沖のべた底付近です。ボートからのキャスティングまたはトローリングでは水深15mが一番良く釣れているタナでした。今日は全体的に釣果は渋く、タナを確実に合わせた場合のみ10〜15匹の数釣りができます。ミヤベイワナが群れる場所はその日によって変わるので、湖中央付近を広めに探ることが大切です。

(湖のハンター「ミサゴ」)
べた凪の時に湖の上空5〜15mを飛翔する鳥は猛禽類のミサゴです。ミサゴのターゲットは表層を泳ぐ魚たち。空から狙いを定め水しぶきを上げ派手にダイブするシーンがこの時期良く見られます。

音更湾でスペイキャスティング

ミヤベイワナ(35cm)天野さん

天気 : 晴れのち曇り 風 弱風 気温 18℃ 水温 19.0℃ (AM6:00)

2008年07月13日

ニジマスも水深5m以下へ潜る。

午前の表面水温が19℃で午後になると20℃まで上昇する厳しい状況。ニジマスもかなり深場に移動している様子でした。希にドライフライにも反応するようですが、活性はあまり高くないようです。サクラマス(30〜35m)は水深(1〜3m)の浅いところで連日釣れていますが数は少なめ。ファーストステージ終盤はミヤベイワナ、ニジマスとも深場へ移動して大変釣りづらい状況となっているようです。

(絵本作家の村上康成さん)
可愛くデフォルメされたヤマメや野生動物を個性的なタッチで描写する絵本作家の村上康成さんは毎年然別湖を訪れるフライフィッシャーです。今日は早朝に1の湾で良型のサクラマスをヒットさせていました。いつかミヤベイワナのイラストを書いて欲しいですね・・・。

絵本作家の村上康成さん

1の湾でサクラマスがヒット

天気 : 曇り時々雨 風 弱風 気温 18℃ 水温 19.0℃ (AM6:00)

2008年07月14日

然別湖特別解禁ファーストステージ最終日

本日を持ちまして然別湖特別解禁ファーストステージが終了いたしました。然別湖にお越し頂いた多くの皆さまへスタッフ一同心から御礼申し上げます。秋のセカンドステージは9月27日(土)〜10月13日(月)17日間開催いたします。先行予約は7月27日(日)午前9時からスタート。お申し込みはインターネット、または電話予約で先着順(1日/40名)となります。

(ファーストステージを振り返って)
2008年度のファーストステージは何と言っても大型のミヤベイワナ(40〜45cm)がこれまでに無く数多く釣れたことでした。また、サクラマス(30〜45cm)、ニジマス(35〜60cm)共に解禁当初から好調で、魚たちの活性が早い時期から高かったように思います。しかし今年は大雪山系の降雪量が非常に少なく、また湖の氷も例年よりも早く解氷したこともあり、水温上昇のペースが非常に早く後半戦のニジマス狙いは厳しい状況となりました。ちなみに昨年7月14日の水温は16℃。本日の水温は19℃で昨年より3℃も高い水温でした。これも温暖化の影響なのでしょうか・・・。

夏空の然別湖

然別湖に生息するナキウサギ

天気 : 曇り 風 弱風 気温 18℃ 水温 19.0℃ (AM6:00)

2008年09月27日

本日よりセカンドステージが開幕

然別湖特別解禁セカンドステージ初日は、早朝から1の湾以外は風が非常に強く、安全のため1の湾のみの遊漁規制になりました。初日の釣果はサクラマス(22〜35cm)がもっとも多く釣れています。ミヤベイワナ(25〜45cm)は、ルアー(チャート系)18gを30カウント沈ませてからリトリーブでヒットしています。ミヤベイワナは湖中央でルアー(金・赤)7〜10g(水深2〜3m)でもヒットしておりタナは安定していないようです。早朝は魚の活性は低く釣果も低迷している様子でしたが、午後に近づくにしたがって魚たちの活性が上昇しヒットも多くなりました。大型のニジマス(40〜54.5cm)は、1の湾、3の湾で釣れていますが数は少数。

(然別湖の天気)
北海道付近では気圧の傾きが急になっています。また、上空には11月下旬並の強い寒気が入っています。明日も引きつづき然別湖の気温は低いことが予想されますので防寒対策が必要です。

然別湖周辺で初雪

ニジマス54.5cm 浅野さん/東京都

天気 : 曇り時々晴れ 風 強風 気温 5.8℃ 水温 14.5℃ (AM6:00)

2008年09月28日

ミヤベイワナのヒットゾーンは4〜5m、大型ニジマスは岬のかけ上がりでヒット

昨日の強風が少し収まり規制は解除されました。サクラマス(20〜35cm)が水深2〜3mで良く釣れています。特にシャクナゲ岬周辺ではサクラマスが群れていたようで1人で40匹の釣果もあり。ミヤベイワナ(22〜40cm)は水深4〜5mで釣れています。ヒットゾーンより少し深く沈めてストップアンドゴーを繰り返すと良いようです。

ニジマス(60cm)が虹色岬かけ上がりでヒット。ルアーは(チャート系)9g。ニジマス(40〜50cm)は1の湾、3の湾のかけ上がり(水深4〜5m)で釣れています。ルアーは(金・赤)、(チャート系)が好調。フライは、ストリーマー(黒)、ウェット(シルバーマーチ)、ニンフで大型ニジマスが釣れています。全体的に早朝は釣果は低く、10時以降から魚のアタリが多くなりヒット率も上がるようです。

(然別湖の天気)
明日は晴天で風も安定する見込みですが気温は低いまま。防寒対策をお忘れなく。※然別湖の天候は鹿追町と上川(旭川)の天気予報をご参考にしてください。

トローリング 藤井さん/東京都

第2回フライフィッシングスクール

天気 : 晴れのち曇り 風 やや強い 気温 5.0℃ 水温 13.0℃ (AM7:00)

2008年09月29日

大型ニジマスはかけ上がりに集中!

セカンドステージ3日目にしてようやく大型ニジマスの活性が上がってきました。ニジマス(42〜52cm)が、岸近くのかけ上がりで連続ヒット。ポイントは1の湾(旧北電宿舎付近)、虹色岬周辺、音更湾(東側奥)。ヒットフライはカメムシ、ゾンカーオリーブ。ヒットルアーはスプーン(赤・金)5〜18g。※午後から岬の風ウラでライズあり。

ミヤベイワナ(20〜40cm)は水深3〜5mでも釣れていますが、このタナはサクラマス(20〜30cm)のタナとほぼ同じで、サクラマスの方が多くヒットしています。ミヤベイワナは水深12m付近がもっとも良く釣れていました。ポイントは1の湾中央付近や湖中央。活性の高い群れに当たれば数釣りもできます。

(トピックス)
三重県からお越しの石川さんはこれまでミヤベイワナ以外のすべてのトラウトを釣り、今日然別湖でミヤベイワナを釣れば「すべてのトラウトを制覇」。ここ3日間はミヤベイワナのタナが深くフライで釣ることが少し困難な状況ですが、苦労の末、念願のミヤベイワナを釣ることができました。長年の夢が叶ってよかったですね!

ニジマス50cmをヒット宮部さん/鹿追町

「トラウト制覇」 石川さん/三重県

天気 : 晴れ 風 湖中央でやや強い 気温 3.0℃ 水温 13.0℃ (AM7:00)